ウミスズメを見に行こう
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ウミスズメ類の多くの種が、北海道より北の海の海岸に面した崖(特に島)で繁殖します。冬には、越冬のために南下します。
繁殖地(海岸に面した崖)周辺へ行くのが一番確実に観察できます。越冬地で観察する場合、陸上からならば倍率の高いスコープが必要です。またはネイチャークルーズを利用します。
厚岸郡浜中町の霧多布といえばエトピリカ。霧多布岬の先端から50m北側にある通称ピリカ岩では1992年までエトピリカが繁殖していました。 現在、繁殖期には、霧多布アゼチ岬沖の小島近海でエトピリカが観察されています。
民宿エトピリカ村 の主人、片岡さんは blog「なまけもの日記」にエトピリカの観察情報をアップデートしています。
霧多布岬は通年、ウミスズメ類の観察に適したところです。
落石港では通年、落石ネイチャークルーズ が運行しています。夏期はユルリ・モユルリ島周辺でエトピリカ・ケイマフリ・ウトウを観察できます。 blogで観察状況がアップデートされています。
冬の納沙布岬では越冬中のウミスズメを観察できます。冬期に運行される歯舞港の パノラマクルーズ では、ウミガラス、ウミバト、ケイマフリ、コウミスズメなどが観察できます。
かつてウミガラス・ケイマフリの大繁殖地でもありました。現在はウトウの大繁殖地で、ウトウ・ナイトウォッチングが行われています。 北海道海鳥センターは天売島へ渡る船が出る羽幌町側にあります。
羅臼港で通年運行されている知床ネイチャークルーズは、 夏はクジラやシャチ、冬はオジロワシ・オオワシがメインですが、ウミスズメ類を含めたいろいろな海鳥も観察できるようです。
網走で春から秋に運行されている あばしりネイチャークルーズは、クジラやイルカがメインですが、ミズナギドリやウミスズメ類も観察できるようです。
東京都三宅島の西約10kmに位置する大野原島(通称:三本岳)はカンムリウミスズメの繁殖地です。 「三宅島スナッパー」 は、カンムリウミスズメの観察ツアーを行っています。観察のシーズンは4月と5月です。
神奈川県三浦半島の城ヶ島でスコープを覗くと、カンムリウミスズメを含む海鳥が観察できるようです。 ここで観察しているグループのサイトは こちらです。
アメリカやカナダの探鳥地を紹介します。
アンカレッジから車で3時間ほどのキーナイ半島にある町スワードで運行しているキーナイフィヨルドクルーズでは、海上に浮かんだり、 崖に立っているエトピリカやツノメドリが観察できます。
アリューシャン列島のやや北にあり、セントポールとセントジョージの2つの島からなるプリビロフ島は海鳥の繁殖地として有名です。
セントポール島へは、アンカレッジからのフライトとホテルがパッケージになった ツアーがあります。 2006年にできた The new King Eider Hotel は空港のそばにあります。2006年まで使われていた The old King Eider Hotel はエトピリカが繁殖する崖の近くにあり、観察には便利だったのですが。
サンフランシスコから西50kmの所にある無人島です。海鳥の大繁殖地で、島全体が保護区(Farallon National Wildlife Refuge)となっています。 エトピリカの繁殖地の南限です。5月から11月の間、サンフランシスコのOceanic Societyが 「Farallon Islands Whale Watching」 クルーズを運行しています。このクルーズでは島には上陸しませんが、島の周辺海域と島にいるエトピリカを観察することができます。 なおこのクルーズで私はシロナガスクジラ (Blue Whale) を見ました。
サンフランシスコから南へ車で2時間ほどの有名な観光地です。フィッシャーマンズワーフではウミバトが繁殖しています。 Whale Watchingのクルーズではウミスズメ類を観察することもあります。私はアメリカウミスズメを見ました。 Fisherman's Wharf には Whale Watching を行う業者がいくつかありますが、おすすめは Monterey Bay Whale Watch です。 クルーズの時間が長く、biologist が乗船しています。
北米大陸東海岸の島です。NHKのワイルドライフでこの島のハクトウワシが紹介されていましたが、 番組の冒頭で Razorbill やニシツノメドリが登場し、そしてハクトウワシの獲物としておびただしい数のウミガラスの映像がありました。